けいとです。
読書をする人なら必ずと言っていいほど抱く悩み…
それは「紙の本」か「電子書籍」のどっちで本を買うのか?ということだと思います。
僕も長い間悩んできましたが、両方である程度本を読んでいった結果
ひとつの結論に行きつきました。
それは「紙と電子のどちらかを決める必要なんてない! 使い分けこそが最強!」ということです。
今回は紙と電子のメリットを挙げたうえで、僕の実際の使い分け方などを合わせてご紹介していきたいと思います!
こんな人にオススメ!
- 紙か電子か、本はどっちで読むべきか悩んでいる人
- 紙の本と電子書籍の使い分けを考えている人
紙の本と電子書籍の使い分けがわかります!
紙の本のメリット

表紙や中身の質感が味わえる
まず紙の本といえばこれ!
紙の本には表紙の感触、紙の質感、ページをめくる手触り、本の匂いや重さなど、「本」としての楽しみが詰まっています。
おそらく紙と電子で悩んだとき、紙側の理由の8割がこれだと思います。
紙の本が紙の本たる所以であり、電子書籍では絶対に得られないものです。
目が疲れにくい
紙の本はスマホや端末の画面で読む電子書籍と比べ、目が疲れにくいです。
そのため長時間の読書も可能ですし、夜寝る前に読んでも睡眠に影響しにくいなどのメリットがあります。
僕は夜に布団の中でゴロゴロしながら本を読むのが好きなので、これは結構大事ですね。
歳をとると目が弱くなるので、目に優しいのもありがたいです笑
記憶に定着しやすい
紙の本は電子書籍に比べ、記憶に定着しやすいという研究結果が出ています。
よく言われているのは、本の重さや手触り、紙の匂い、ページをめくるときの音などによって、視覚、触覚、嗅覚、聴覚など五感を刺激するため情報量が多く、無意識に記憶に定着しやすいという説。
また、紙の本はどのくらい読み進んだかを体感しやすく、文章を思い出すとき、本のどのあたりに書かれていたのか、イメージしやすいということも言われていますね。
所持できる、売れる、貸せる
これも「物」がある紙の本ならではですね。
電子書籍は「読む権利」を買っているだけなので、厳密にはその本自体を購入しているわけではありません。
なので電子書籍側でサービスが終了したり公開を停止したりで本が読めなくなる可能性もなくはないんですね。
一方紙の本は自分の物として所持することができるので、失くさない限りはずっと読めますし、売ったり貸したりも自由です。
子供の頃、友達から貸してもらったマンガをわくわくしながら持ち帰って読んだのを思い出しますね。
あれは電子書籍だとできなかったと思うと、やっぱり紙は特別な感じがします。
書き込める
本に書き込みながら読む人がどれくらいいるのかはわかりませんが、これも電子書籍より紙のほうがやりやすいように思います。
電子書籍にもラインを引いたり付箋を貼ったりという機能はありますが、好きな場所に自由に書き込めるサービスはおそらくないんじゃないかな、と思います。
僕自身は実用書なんかはキレイに使いたい派なのですが、仕事で使う参考書なんかは書き込みをしながら使うこともあります。
でも読んだ人の手でいろいろ書き込まれた本って、どこか味が感じられて僕は結構好きです。
普段から書き込みながら本を読む人にとっては、これがやりやすいかどうかはかなり大きいかもしれませんね。
➡︎つまり? 紙ならではの魅力が多すぎる!
紙の本には魅力が詰まっています。
本を読むときの手触りや匂い、最初に開くときのワクワク、友達との貸し借りやそれぞれの感性が表れる書き込み…
おこがましいかもしれませんが、著者だけでなく、読者も一緒に本を作り上げる感覚みたいなものすら感じられます!
というわけで僕は基本的に紙の本が好きです!笑
けれど電子書籍にも紙の本に負けないくらいのメリットがあるので迷うんですよね〜!
電子書籍のメリット

場所を取らない
まず電子書籍で最も大きいメリットと思われるものが、なんといっても場所を取らないこと!
スマホ、タブレット、専用端末など、電子書籍が読める端末はたくさんありますが、その中に数え切れないほどの本を詰め込むことができます。
紙の本は数十冊だけでも結構場所を取ってしまいますし、さらに模様替えや引っ越しなんてしようものなら絶望的な状況になることも…。
でも電子書籍であれば、その端末ひとつを動かせばそこに入っている数百の本を移動させることができます。
もはや言葉は不要なくらい、これはものすごいことですよね!
持ち運びが便利、どこでも読める
電子書籍は端末だけ持ち歩けばいいので持ち運びがすごく楽です。
紙の本を持ち歩こうと思うとその分重くなりますし、バッグの中の場所も取ってしまいますよね。
でも電子書籍であれば、普段から持ち歩いているスマホがあれば、いつでも気軽に読書ができます。
また端末の画面にはライトがついているため、周りが暗くても読書を楽しむことができます。
場所や状況を問わず本が読めるというのは、読書好きの方にとっては嬉しいですよね。
拡大・縮小が簡単
電子書籍は簡単な操作で拡大・縮小ができます。
自分が読む時も読みやすいですし、たとえばおじいちゃんやおばあちゃんなどの高齢の方に見せるときにも拡大ができるとありがたいですよね。
買いやすい、安く読める機会が多い
紙の本であれば、購入時は本屋に行ったりネットで買ったりがほとんどだと思います。
この場合は本屋に行く手間がかかりますし、ネットで買っても届くまでに数日かかったりしますよね。
読みたい時にすぐ読みにくい、というのが紙の本のネックなところです。
一方電子書籍であれば、読みたい時にワンタップで購入でき、次の瞬間から読み始めることができます。
特に僕みたいなめんどくさがりには、これはすごく大きな差なんですよね。笑
また電子書籍はサービス側が定期的にセールをしたりポイントが貯まりやすかったりと、本を安く買えるチャンスも多いです。
そもそも印刷費などがかからない分、紙より電子のほうが定価が安い本も多いです。
さらに電子書籍には読み放題サービスを提供しているところもあり、一定の料金を払えば登録されている本が読み放題になります。
より低価格で多くの本を読みたいのであれば、電子書籍を利用しない手はないですね!
汚れない
何気に大きいのがこれ!
本を読む人であれば、以下のような経験をしたことがある方がほとんどだと思います。
ありますか? ありますよね!笑
紙には汚れてしまったり破ってしまったりするリスクが常にあります。
けど電子書籍であれば心配ご無用!
自然に折れ曲がることはないし、食べ物を落としても拭けばいいし、お茶に濡れても最近の端末は防水仕様なことが多いです!
本をキレイに読みたい方にとっては、案外欠かせない要素だったりしますね。
➡︎つまり? 圧倒的な利便性!
ということで、電子書籍はめちゃくちゃ便利です!
すぐに買えて読みやすく、何冊持っていても汚れることなく場所も取りません。
紙の本のデメリットをすべてメリットに変換したような存在ですね!
ただ電子書籍には紙の本にある「味」がいまひとつありません。
その本ならではの手触りや重さを感じることもありませんし、紙の匂いもない。
友達に貸すのもやりにくいし、本屋の本棚から目に留まった一冊を手に取るあの感覚もありません。
圧倒的な利便性の代わりに、本の魅力をちょっと味わいにくい作りになっているんですよね。
結局どっちがいい? 使い分けが最強!

魅力と利便性なんて選べない!
紙と電子書籍のメリットをそれぞれ挙げ、結果として
紙の本……紙ならではの魅力が詰まっている
電子書籍…圧倒的な手軽さ、利便性は紙の比じゃない
という形になりました。
でもこれ、どっちがいいとかって選びきれないんです!
基本的には紙で読みたくはあるんですが、それだと置き場所もないし買うのも手間がかかる…
電子書籍だとめちゃくちゃ便利だけど今ひとつ味わいが足りないし、読んでると目も疲れやすい…
っていうめんどくさい奴ですし、おそらくこの記事を読んでいるあなたもそうですよね。そうだと言って!
で、長年悩んだ結果行き着いたのが『紙と電子の使い分け』です!
当たり前っちゃ当たり前なんだけど、なかなか決めきらなかったりするんですよね笑
紙と電子の使い分けが最強
そう、全部を紙か電子かどちらかにする必要なんてないんです。
僕はこう決めてから、悩むことなく読書の楽しさも利便性も享受できています。
もしかしたら白黒ハッキリつけたい方や真面目な方なんかは今ひとつ決断しにくいのかもですが
コツとしては、どんな本を紙で読み、どんな本を電子で読むのか、事前にジャンル分けしておくことです。
そうしておくことで紙か電子かを悩む必要が完全になくなり、その意識を「本を買うこと」「本を読むこと」に集中できるようになります。
この先の項目では、僕がどんなふうに紙と電子をジャンル分けしているのかをご紹介します。
強い意志があるならどちらかに偏るのもアリ!
もちろん「自分は絶対に紙の本しか読まねえ!」「いや電子書籍だけ使えば圧倒的最強!」という確固たる意志がある方はどちらかだけを利用するのは全然アリと思います!
特に電子書籍はホントに便利ですし、紙の本の魅力として挙げている味わいやら五感やらは「本を読む」ということ自体に関してはほとんど意味を持たないので笑
単に「本を読む」ということだけに関してオススメを聞かれれば、これはもう「電子書籍一択」だと思います。
まぁでも、ちょっとでも紙か電子かで悩むようならこの先もぜひ参考にしてみてください笑
紙で読みたい本
小説
個人的に小説は没入感がほしいので、五感で物語を味わえる紙の本で読みたいです。
また長時間読むことが多いので、目が疲れにくいという意味でも紙が望ましいですね。
あと読むこととは直接関係ないんですが、小説が本棚に並んでるとなんか良くないですか?笑
本棚に並べるという意味でも小説は紙で買いたい派です。
実用書、ビジネス書
実用書やビジネス書についてはインプットとして使いたいので、記憶に定着しやすいと言われる紙で読みたいです。
夜に布団の中で読むことも多いので、紙だとブルーライトによる睡眠効率の低下がないのもいいですね。
あと、これも小説と同じように本棚にきっちり並べたいので、そういう意味でも紙がいいなあと思います笑
仕事で使う参考書
僕は医療従事者の端くれなので、仕事中にも人体や治療についての本を見ることが多いです。
そういった参考書についても記憶への定着を促したいので紙がいいかなと思います。
あとは紙だと書き込みもしやすいですし、他人とも共有しやすいのもいいですね。
自分にとって大切な本
ちょっと番外編的な感じですが、自分にとって大切な本は絶対に紙で持っておきたいです。
たとえば好きなアーティストやゲームの本、この先何度も読み返しそうなバイブル的な本など。
電子書籍のメリットや使い勝手、自分なりのジャンル分けなどを差し置いても絶対に所持しておきたい本が人生でいくつか出てくると思うので、それらは紙で大事に持っておきたいなと思います。
電子で読みたい本
マンガ
マンガは冊数が多いので、場所を取らない電子書籍がいいなあと思います。
それほど記憶に残す必要がない(というか印象深いシーンは勝手に記憶に残る)し、そこまで長時間も読まないため、使い勝手は紙でも電子でもそこまで変わらないというところもあります。
あとこれは個人的なことなんですが、僕iPadでイラストを描いたりもするんですよね。
で、そういうときにマンガを電子で入れておくと、画面を2分割して参考にしやすいんですよね笑
そのため最近はマンガは(もともと紙で買ってたもの以外は)電子書籍で買ってます!
雑誌や写真集、レシピ本など
雑誌や写真集、レシピ本や資料集なんかも電子書籍で読みたいですね。
これらはサイズ的に大きい本が多く、本棚に並べにくいです。
また細部を見ることもあるため、拡大縮小のしやすい電子書籍の使い勝手がいいなあと思います。
レシピ本なんかはキッチンで使うと汚れてしまう可能性もありますが、電子書籍だとその心配もないですしね!
読み放題サービスで読める本
これは電子ならではの特徴です。
電子書籍サービスの読み放題に登録されている本は遠慮なく電子書籍で読みます!
ただ、中には本をスキャンしただけで電子画面で読むとかなり字が小さくなってしまい読みにくいものもあるので、そこは注意が必要です。
で、その中で特に気に入った本が見つかると紙で改めて買ったりもしますね〜。
僕は『Kindle Unlimited』を利用しており、とても重宝していますので、使ったことがない方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
紙と電子を使い分けて読書ライフを満喫しよう

今回は読書について、紙か電子かどっちがいいのかということを記事にしてみました。
結論としては
- 紙のメリットはそれ自体の魅力、電子のメリットは利便性
- うまく使い分けることで、読書が楽しく便利になる
- 自分なりの使い分け方を決めておくと悩まなくていいので楽
- 紙で読みたい ➡︎小説、実用書、ビジネス書、参考書、大切な本
電子で読みたい➡︎マンガ、雑誌、写真集、レシピ本 - 読み放題サービスを活用しよう
といったところでしょうか。
紙と電子をうまく使い分け、たくさんの本に触れて読むことで、自分の世界はどんどん広がっていきます。
どうか、よい読書ライフを!