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キャッシュレスの種類を比較!オススメは?

先日キャッシュレスに関する記事を公開しました。

詳しくは「キャッシュレスのメリットとデメリットを考える」の記事をご覧ください。

でも、実際キャッシュレスをしてみようと思っても「種類が多すぎてわからない」「何をするのが得なの?」って方もおられると思います。

そこで今回は、キャッシュレスの種類と、オススメのキャッシュレス方法をいくつかご紹介しようと思います。

まず、キャッシュレスには
 ・前払い型
 ・即時払い型
 ・後払い型

の3タイプがあります。

『前払い型』はプリペイドカードや電子マネー等の、事前にチャージをしておいて必要なときにすぐに使えるという方法です。

『即時払い型』はデビットカードのような、チャージは不要で使った瞬間に銀行口座から直接お金が引き落とされる方法です。

『後払い型』はクレジットカードなどですね。使うたびに引き落とし額が加算されていき、特定の日にまとめて口座から引き落とされるという方法です。

まずはそれぞれのタイプについて、
 ・使える店舗
 ・お得感
 ・準備のしやすさ
 ・高額な買い物への利用
 ・危険性

の5項目を使ってご紹介しようと思います。

目次

前払い型キャッシュレスとは

使える店舗:◯

クレジットカードに比べると対応店舗はやや少ないですが、コンビニではほとんどの店が電子マネーを導入していますし、スーパーなどでも電子マネーを使える店が多くなってきています。

また、よく見かけるものとしてJRなどの交通サービスにも電子マネーが使用されていますね。SuicaやICOCAなどがそうです。

日常的に使う分には特に困ることはないと思います。

お得感:△ 特定のサービスとの相性がいい

前払い式で多く利用されている電子マネーは、そのサービスによってポイントなどの還元率が大きく違います。

たとえばWAONやnanacoなどの流通系電子マネーや、paypayなどスマホやQR決済ができるものは、普段の買い物でもポイントを貯めることができ、さらに特定の店ではポイント還元率が高い場合もあり、非常にお得に使うことができます。

一方でSuicaなど交通系電子マネーに関しては、ただチャージして電車に乗るだけではポイントは発生しません。

しかしスマホにSuicaを登録する『モバイルSuica』などを利用すれば、電車に乗ったり駅で買い物をしたりすることでポイントを貯めることもできます。

それぞれの電子マネーによって還元方法や還元率が違うので、事前に確認しておくことが必要ですね。

準備しやすさ:◎ 審査不要ですぐ入手できる

電子マネーは非常に準備がしやすいです。

クレジットカードのような審査も必要ないですし、それぞれの電子マネーを発行している店で購入したりスマホで登録したりして、あとはチャージをすれば即使用可能です。

強いて言えば場合によってはチャージが面倒ということもありますが、入手自体は非常に簡単ですね。

高額な買い物:△

前払い型のキャッシュレスは高額な買い物には不向きです。

使えなくはないですが、クレジットカードに比べると使用限度額が少なく設定されている場合が多いですし、分割支払いもできません。そもそも対応していない店もありますね。

どちらかといえば移動をしたり日用品や食料を買ったりと、普段の生活に使用するのが便利かと思います。

危険性:低 落としたら終わり

電子マネーやプリペイドカードは事前にチャージしたお金をすぐに使えるという仕様上、自分の知らないところで使用され多額の請求が来るといったことはありません。

しかし、チャージ済みのカードを紛失したり盗難に遭ったりした場合、カードの利用を停止することは難しいですし、新しいカードを発行しても紛失したカードのチャージ額が戻ってくるわけではありません。

言ってみれば小銭入れを持ち歩いているようなものであり、万が一なくしてしまった場合、そのお金は戻ってこないと考えた方がよいでしょう。

即時払い型キャッシュレスとは

使える店舗:△

即時払い型に当たるデビットカードには、クレジットカードでおなじみのVISAやJCBなどの『国際ブランド』と、日本のゆうちょ銀行やみずほ銀行のキャッシュカードと一体型の『J-Debit』があります。

このうち、国際ブランドは海外含めそれぞれのクレジットカードに対応している店舗やオンライン決済で使用できますが、J-Debitに関しては日本の加盟店舗のみでしか使用できず、オンライン決済や海外での使用はできません。

お得感:◯

デビットカードはクレジットカードと同様、使用のたびに一定のポイントが付与されますが、その還元率はクレジットカードより低いものが多くなっています。

ただクレジットカードと同等のポイント還元率を持つデビットカードもありますので、還元率については事前に調べるのがよいと思います。

準備しやすさ:◯ 審査なし、銀行口座が必要

デビットカードは使用に際しての審査はありませんが、カード発行の申請や手続きが必要であり、申請から使用できるようになるまでは数週間ほどかかる場合があります。

すぐに発行・使用できる電子マネーと、審査が必要なクレジットカードとの中間のような立ち位置ですね。

また、デビットカードは銀行口座から直接引き落としになるため、引き落としができる銀行口座があることは必須条件になります。

高額な買い物:◯

デビットカードは電子マネー等に比べ使用限度額も高く、チャージも必要ないため、電子マネーよりも高額決済に向いています。

ただし支払い時点で即引き落としになり、分割支払いもできないため、支払い前に全額を口座に準備しておく必要があります。

危険性:中 口座内のお金が使われるリスク

デビットカードは口座から直接お金を引き落とすので、盗難に遭った場合やインターネットなどで個人情報が流出してしまった場合などには口座内のお金が一気に使われてしまうというリスクはあります。

ただ、万が一不正利用があった場合でもすぐに対応することで返金対応もしてもらえますので、もしカードを紛失した場合にはすぐに発行会社に問い合わせてカードの停止と、不正利用された場合には返金対応もしてもらいましょう。

後払い型キャッシュレスとは

使える店舗:◎

後払い型に該当するクレジットカードは、使用できる店舗やサービスがキャッシュレス決済のなかでも最も多いです。VISA、Mastercard、JCBなどブランドによって多少違いはありますが、普段使用する分にはそこまで気になりません。

可能であれば別のブランドで2〜3枚持つのもいいですが、1枚だけ持つのであればシェアNo.1で海外でも強いVISAがオススメです。

お得感:◎

クレジットカードは電子マネーやデビットカードよりもポイントの還元率が高いです。

そのためお得に買い物をするという観点では最も効果的でしょう。

準備しやすさ:△ 審査あり、銀行口座必要

クレジットカードは使用時には使用者は直接支払いをせず、「使用者が後でまとめて支払いができる前提」でクレジットカード会社が一旦料金を立て替えることで買い物を行っています。

そしてそのための支払い能力が十分にあるかを確認するため、カード発行時には審査が必要になります。またそれを含め、カードの申請から発行まで数週間程度かかる場合があります。

一定の収入や仕事があればまず審査には通ると思いますが、主婦や学生の方は通りにくい可能性があり、デビットカードや電子マネー等に比べるとやや手間がかかるのは事実です。

またこちらもデビットカードと同様、銀行口座が必要なのは変わらないですね。

高額な買い物:◎

クレジットカードは後払いであり、買い物をするときには口座にお金がなくとも、支払日までにお金の準備ができていれば問題なく支払いが可能です。

またこちらは店舗やサービスにもよりますが、一括での支払いが難しい場合には、複数回に分けて数ヶ月の期間で支払う分割支払いも可能です。

またポイント還元率の高いクレジットカードでは、高額決済をするほど多くのポイントが付いてくることにもなりますので、高額決済を行う場合は最も適した方法と言えるでしょう。

危険性:高 使いすぎ、不正利用 すぐ止めることは可

利便性の高いクレジットカードですが、その分リスクもあります。

限度額設定があるとは言え、自分の口座以上の金額の買い物が可能であるため、ついつい気軽に使いすぎてしまい、気が付いたら支払いができないほどの金額になってしまうことや、盗難や個人情報の流出に遭ってしまった場合は、知らないうちに莫大な金額が請求される可能性もあります。

(あくまで可能性の話であり、実際使う分にはそこまでのリスクはほとんどありません)

使いすぎに関しては自分が気を付けるしかないですが、トラブルの場合はカード会社に連絡することでカードの停止や返金対応もしてもらえますので、万が一紛失や不正利用に遭った場合にはすぐにカード会社に連絡して対応してもらいましょう。

そのためにも定期的にカードの明細を確認しておくことが重要ですね。

結局何が得?

さて、ここまで3種類のキャッシュレス決済の方法をご紹介してきましたが、結局何が最も得なのでしょうか。

それぞれに長所と短所があるため、自分の生活スタイルや支払い方の好みに合うものを選ぶのがよいのですが、以下にオススメのキャッシュレス方法を挙げてみましょう。

利便性、還元率ならクレジットカード

単純な利便性や還元率で言えば、後払い型のクレジットカードが最もよいでしょう。

自分がよく利用しているサービスやお店で発行できるクレジットカードがあれば、さらにポイント還元率を高められる可能性もあります。

ただしクレジットカードには審査が必要であったりリスクが大きかったりと、持てない方や持ちたくない方も多いと思います。

そんな方の場合は他の2種類の支払い方法がいいでしょう。

クレカを持てない、持たない場合

クレカに近い感覚で使えるデビットカード

クレジットカードと近い感覚で使えて、リスクもクレジットカードに比べて少なく、審査も不要という点で、クレジットカードよりも手軽に使えるのがデビットカードです。

クレジットカードにはなんとなく抵抗がある…という方も、デビットカードなら比較的安心して使える場合もあるのではないでしょうか。

ただその分還元率がやや低かったり、J-Debitなどカードによっては使えないサービスもありますので、そこは事前の確認をしっかりしておきましょう。

特定のサービスをよく利用するなら電子マネー

日常的に行く店やよく利用するサービスがあり、そこで発行できる電子マネーがある場合は、それを使用するのも非常に効果的です。

例を挙げるのであればイオングループのWAON、JRやその他電車に使えるSuicaやICOCA、オンラインショッピングやスマホ決済ならpaypayなどですね。

こちらは特定の方法や店舗でなければポイントなどが付与されない場合もありますが、現金を使わずスムーズに支払いをすることはできます。

ここに挙げた以外にもたくさんの電子マネーがありますので、一度確認してみてもいいかもしれませんね。

また、どれか一つの方法しか使えないというわけでもありませんので、複数のキャッシュレス方法を準備しておき、場面に合わせて使い分けるのもよい方法ですね。

後払い型+前払い型 オススメ!

あと、僕のオススメをひとつ挙げるとすればこちらです。

たとえば僕が実際に使っている方法として、『クレジットカード(後払い型)とモバイルSuica(前払い型)を併用する』というものがあります。

普段はモバイルSuicaを利用して電車に乗ったり駅で買い物をしたりして、モバイルSuicaにチャージをするときにはクレジットカードを使って支払いをするのです。

こうすることでモバイルSuicaの使用時にポイントが付くだけでなく、チャージのときにはクレジットカードにもポイントを付与することができます。つまりポイントを二重にもらえるわけですね。

サービスによっては電子マネーのチャージがなくなったときにクレジットカードから自動でチャージするオートチャージの設定ができたりもしますし、組み合わせ次第ではすごく便利に使うことができますよ!

おわりに

いかがだったでしょうか。

キャッシュレス決済の3種類の特徴、オススメのキャッシュレス決済についてご紹介させていただきました。

まとめると

  • 単純な利便性や還元率はクレジットカードが一番
  • クレジットカードが持てない、持ちたくない方にはデビットカード
  • 電子マネーのある店やサービスをよく利用する人はその電子マネー
  • いくつかのキャッシュレス方法を準備し、場合によって使い分けると◎
  • クレジットカード+電子マネーの組み合わせは二重に得!

といったところでしょうか。

やってみると案外簡単にできますし、使ってみて初めてわかるメリットやデメリットもあると思います。

(キャッシュレス全体のメリット・デメリットについては「キャッシュレスのメリットとデメリットを考える」の記事をどうぞ)

ぜひ皆さんそれぞれのキャッシュレス方法を見つけ、実践し、お得に買い物をする方法を探してみてください。

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