みなさん、ゲームってやりますか?
ゲーム依存症とか子供に悪影響とか言われることも多いゲーム(特にデジタルなゲームですね)ですが、そんなゲームにも実は良いところがたくさんあります!
今回はゲームが与える良い影響についていくつか書いてみたいと思います。
(今回は家庭用ゲーム機やPCでのゲームについての話です。スマホゲームやソシャゲはまた別で…)
ゲームが与える良い影響とは?
トライアンドエラーを実践しやすい
ゲームが与える良い影響の中で、僕がもっとも大事だと思うのがこれです。
目の前の問題や目標に対して、挑戦と失敗を繰り返しつつ解決や達成を目指すことを『トライアンドエラー』といいます。
ゲームだとこれがすごくやりやすいんですよね。
なぜかというと、ほとんどのゲームが目標と目標達成のためのルートや方法が明確だからです。そして大きな目標を達成するまでに、小さな目標をいくつも設定してくれているんですね。
たとえばドラゴンクエストだと、大きな目標は「魔王を倒すこと」です。
しかしその前にはいくつものボスが立ちはだかり、それぞれ違う対処法が必要なことも多いです。時には戦って負けてしまうこともあるでしょう。
そんなとき、どうすればこのボスに勝てるんだろう?と考え、それを実践し、失敗すればまた次の方法を考える…それを繰り返し、最後には魔王を倒すことができます。
こんなふうに、問題や目標に対して「どうすれば乗り越えられるのか、達成できるのか」という考え方が、ゲームをプレイすることで養われやすくなります。
この考え方はゲームに限らず、勉強やスポーツ、仕事など他の物事でも活かすことができます。
現実での難問をゲームに例えたりするのも、こういう思考をしやすくしているわけですね。
またゲームで目標を達成したりゲームをクリアしたりすることによって、多少なりとも『成功体験』が生まれます。
成功体験が多いと物事をポジティブに考えることにつながり、初めて取り組むことでも「やってみればうまくいくんじゃないかな」と考えられるため、プラスに働くことが期待できますね。
ゲームだけに集中しやすい
ゲームって実はめちゃくちゃ集中できるんです。
よく「楽しいことをしていると時間があっという間に過ぎる」とか「時間を忘れて熱中していた」とかって言いますよね。
その状態を『フロー』と呼んだりもするのですが、それを調べてみると
人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ゾーン、ピークエクスペリエンス、無我の境地、忘我状態とも呼ばれる。
出典:Wikipedia
とあります。
スポーツなんかでも「ゾーンに入る」なんて言葉を聞きますよね。
この状態になっているとき、人間はモチベーションがものすごく上がり、同時に楽しさや幸福感も非常に強く感じることができます。
また目の前のことだけに集中できるため、不快なことや嫌なこと、ストレスに感じることを忘れることができるとも言われます。
一言でいうと「精神的に非常に良い状態」ということですね。
ゲームはこのフロー状態にすごく入りやすい活動と言われています。
僕も嫌なことがあったときには「スマブラやって寝よ!」なんて言ってゲームをやることもあります笑
「現実逃避」なんて言われることもありますが、すべての問題から完全に逃げ出してしまうならともかく、一時くらいはストレスを忘れることがあってもいいんじゃないかなと思います。
毎日の楽しみになりうる
これは別にゲームじゃなくて読書でも音楽でもお絵描きでも料理でもなんでもいいんですが、環境や天候、季節などに影響されにくく、ある程度毎日続けられる楽しみがあるというのが大事だと思います。
単純にリラックスするだけなら読書が一番いいと個人的には思っていますが、ちょっとテンションを上げたいときはゲームはぴったりです。
ゲームは「1日1時間」なんて言われたりもしますが、1時間どころか10分間プレイするだけでもテンションは十分に上がります笑
昔のゲームだとセーブやらなんやらの問題で短時間だけプレイということは難しかったですが、最近のゲーム機にはスリープモードがついていますので、それこそすぐ始められていつでも終わることができます。
(とはいえ充電切れや何らかのトラブルで電源が切れてしまえばアウトなので、セーブはこまめにしましょうね)
またオートセーブやクイックセーブなども充実していますので、昔よりも格段に隙間時間でのゲームを楽しめるようになっています。
朝「あ〜仕事嫌だなあ」なんて思いながら通勤や通学するより「昨日はここまで進んだなあ、今日帰ったらまた進めるぞ〜」って思いながら過ごした方が絶対楽しいですよね。
勉強になる
これはゲームにもよりますが、僕はわりとゲームから学んできたことが多かったなあと思っています。
特にRPGなんかでは仲間や敵との出会い、葛藤、思想や感情なんかが多く描かれますよね。
僕は子供の頃からファイナルファンタジーやドラゴンクエストなんかのRPGを多くプレイしてきましたので、そういう登場人物同士の関わりやそれぞれの感情や思いなんかに触れることが多かったんです。
最近の子供だとポケモンとかですかね?
多分普通に生活してるとあまり出会わないような性格や思いを持ったキャラクターもたくさんいますし、ある意味それだけでも自分の世界は広がっていくと思います。
また、子供の頃であれば単純に言葉や言い回しをゲームで覚えたり、ゲームによっては日本や世界の歴史や地理を学んだり、新しいものに興味を持つきっかけになったりもします。
去年大人気だったゴーストオブツシマなんかも1200年代後半の「元寇」がモデルになっており、戦場となった対馬が舞台になっていますね。
まだ全部プレイしてないですが、もうすでに対馬に行ってみたいですからね笑
言葉や感情が学べることに関しては読書も同じことが言えますが、読書かゲームかどっちが合うかは完全に人それぞれと思いますので、そこは好みでいいと思います。
他者との関わりのきっかけになる
インターネットやオンラインが発達した今、ゲームは大きなコミュニケーションツールのひとつになっています。
世界中の人と同じゲームで同時に遊んだり、ゲームの感想を話したり、SNSなどで同じ興味を持つ人と繋がれたりもしますよね。
そしてこういった趣味や楽しみで繋がった相手に関しては、年齢や性別、国や人種、普段の生活なんかはまったく関係ありません。
同じものを好きというだけで親しみが持てますし、リアルで知り合う人より早く仲良くなることも多いです。
「音楽は国境を越える」なんて言葉がありますが、ゲームもそれに近い性質を持っていると思います。
ダメなのは『やりすぎる』こと
ゲームが与える良い影響についていろいろ書いてきましたが、世間で言われているような悪い影響を及ぼすことがまったくないのかと言われると、それは明らかに「NO」です。
子供の頃に勉強をまったくせずゲームばっかりするのは当然良く思われません。学校での勉強ってめちゃくちゃ大事です。
仕事を放っぽり出してゲームばっかりしていれば、当然評価は下がります。下手したらクビになります。
確かにゲームには良い影響もたくさんありますが、だからと言って実生活がゲームに侵食されてしまっては本末転倒です。
そう、よくないのは「やりすぎること」ですね。
ゲームには上で述べたようにフロー状態になりやすかったり、トライアンドエラーによる成功体験をうまく得られやすかったりと病みつきになる要素が揃っていますので、ついついプレイしすぎてしまう気持ちは痛いほどわかります。本当に痛いほどわかります。
それでもやっぱり自分を律する心は必要です。そうでなければゲームを遊んでいるつもりがゲームに遊ばれることになってしまいます。
逆に言えば、ゲームにはそういう自制心や自律心を養う効果もあるかもしれませんね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
ゲームはトライアンドエラーが実践できたり成功体験を得られたり、誰かと一緒に遊ぶことでコミュニケーションの輪が広がったりと、良い影響がたくさんあります。
反面、病みつきになる要素が多く、生活に悪影響が出たり依存症など危険な一面があることも事実です。
ゲームに遊ばれずしっかりゲームを遊び、ゲームをプラスの方向に働かせていきましょう。